《試し読み》『結婚の意味 わかりあえない2人のために』The Meaning Of Marriage

  • 2018/8/13
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《試し読み》The Meaning Of Marriage(原題)

『結婚の意味 わかりあえない2人のために』

ティモシー・ケラー(Timothy Keller)
ペンシルバニア州生まれ、バックネル大学、ゴードン・コンウェル神学校、ウェストミンスター神学校で学んだのち、バージニア州ホープウェルの教会で牧会。1989年にニューヨークシティーで、妻キャシー、3人の息子たちとリディーマー長老教会を開拓。現在同教会は毎日曜礼拝の出席者が5000人を超え、世界中で200近い教会を開拓する支援をしている。著書に「『放蕩』する神――キリスト教信仰の回復を目指して」「偽りの神々――かなわない夢と唯一の希望」、未邦訳にGenerous Justice, Jesus the King, The Reason for Godなどがある。家族とともに現在もニューヨークシティーに在住。

そういうわけで長老教会の結婚式では、結婚が「神によって制定され、神の戒めによって規定され、私たちの主イエス・キリストによって祝福されている」と言うのです。神が制定するものは、神が規定します。神が結婚の発案者なら、夫婦となる人たちは、結婚のための神の目的を理解し、それに従うよう、あらゆる努力をするべきでしょう。というのも私たちは人生の様々な場面で同じようなことをしているからです。例えば、車を購入するとします。機械いじりが趣味程度の人は普通、取扱い説明書を読んで、業者による適切な扱い方やメンテナンスを忠実に守るでしょう。マニュアルを全く無視した扱いをすれば大惨事を招きかねないからです。

同じように、神、あるいは聖書を認めてはいないものの、幸せな結婚生活を送っている多くの人々は、本人たちが気づいているかどうかはともかく、神の意図を忠実に守っていることになるのです。でも、できれば、私たち自身がそうした意図を自覚しているほうがいいと思いませんか。そして聖書にはその意図を発見できる鍵があるのです。

もし今、あなたが手に取っているこの本に興味はあるけれど、聖書が権威ある神の啓示だという大前提には賛同できないとしましょう。聖書をある程度評価できるとしても、性や愛、そして結婚という問題については聖書を信用しない、と言う人もいるでしょう。古代の知恵というものは、現代の価値観とは相容れない、聖書はこういう問題について「時代遅れ」だという判断です。それでもあえて言いますが、今あなたがどんな状態であれ、本書を読むことをお勧めします。キャシーも私も結婚について何年も教えてきた経験があり、牧師として司式した結婚式で数えきれないほど結婚関係についての話をしてきました。そういう中でわかってきたのは、私たちの聖書観やキリスト教信仰を共有しない人たちにとっても、結婚について聖書が語るビジョンがいかに鋭いか、ということと、それぞれの状況に驚くほど当てはまり、ショックを受ける人が少なからずいる、ということです。式の後、「私には信仰なんて全然無いですが、先生のお話は、結婚について私が今まで聞いてきた中でも一番ためになる実際的なお話でした」と話しかけられることがよくあるのです。

健全な結婚観をもつのは難しいものです。誰しも自分自身の経験という、必然的に歪んだレンズを通して見ているからです。例えば、とても仲の良い両親のもと安定した家庭に育ち、結婚なんて簡単そうだと思ってきた人が実際に結婚すると、実はその長く続く関係を構築するためにどれほどの努力や工夫が必要だったのかを知って愕然とするかもしれません。あるいは、過去や現在、周囲や自分の不幸な結婚や離婚の経験から、必要以上に慎重で悲観的な結婚観を抱くようになった人もいるかもしれません。問題が起こるはずだと思い込みすぎて、実際に起きるとすぐに「やっぱり思ったとおりだ」と諦めてしまうのです。つまり結婚関係について今まで見聞きしてきた経験は、良きにつけ悪しきにつけ、自分自身の結婚にとって適切な心の準備にはならないのです。

だとしたら、結婚についての総合的な理解を得るには、何をどう調べればいいでしょうか。心理カウンセラーなどが書く「ハウツー本」も、良いものがたくさんあって役には立つでしょう。けれども、何年か経つうちにそれらも時代遅れになってしまいます。しかし聖書には、時代を超え、様々な文化の中で多くの人に試されてきた知恵があるのです。結婚について学ぶ教材としても、かなり評価できると思っていいのではないでしょうか。(本文より)

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