日本福音自由教会協議会の取り組みから 仲間との関係で成長する

  • 2018/10/17
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仲間との関係で成長する

NSDⅡへ 青年と教会を考える⑤

日本福音自由教会協議会(以下、福音自由)は全国の中高生を対象にしたキャンプ「J-Challange2018」を8月に開催した。講師に安藤理恵子さん(玉川聖学院学院長)、大嶋重徳さん(キリスト者学生会[KGK]総主事)を招き、中高生、スタッフ含め314人が参加した。

同実行委員長の正田眞也さん(福音自由教会 祝園チャペル牧師)は「J-Challange は2004年から始まり、08年、13年と続き、中高生の信仰の決断のときとなっている。今回最終的に半数以上の子が何らかの決心の招きに応答したのが印象的です」

「ただ楽しい思い出で終わってしまうことのないように、霊的なサポートを大事にしたい」とカウンセリングにも力を入れた。第1回大会から詳細なマニュアルを作成し、以後改訂を加えてきた。「J-Challange で育った世代がスタッフになり、循環したキリストの弟子づくりの流れができた。ステージ上だけでなく、グランドワーカーの奉仕者も活躍し、キャンプ全体の流れを整えてくれた」と感謝した。

福音自由では各地区で中高生キャンプの顧問を設けており、全国の協議会で交流する中で、「一度全国集会をやってみよう」という声が一部から上がった。「単発開催の思いで呼びかけたが、全国の教会の協力で4回続き、今回は福音自由70年記念事業の一環として位置付けられた。共に集まることで成長がある。共に御言葉を聞く中で、ダイナミックな神様の臨在がある。北は北海道、南は沖縄の教会から集い、一体であることを感じることは中高生にとって励ましにもなります」

次世代の成長

実行委員会自体は牧師主導だが、準備にあたっては各地区の顧問が実行委員会に入り、各地区のキャンプ委員の声を集めた。賛美やゲームなどのプログラムを、地区ごとに担当した。「それぞれの地区が、何のためにそのプログラムをやるか考え、非常に深めてくれた」と語った。「次世代の成長には、関係性、影響力が大事。関係性を持つ人がいると教会を離れにくい。信仰の友がいると成長する。同じ教会にいなかったとしても、共にイエスを見上げる仲間がいることは大きい。イベントを開催するとともに、参加者同士の関係性が生まれることが大事。モデルとなる人がいると影響力を与えます」

正田さんは福音自由の青少年委員も務める。「現在牧師の平均年齢は60を超える。幸い神学生が一定数いるが、全体としては高齢化や無牧の課題がある。次世代宣教が課題であるのは事実」と話す。

「福音自由は各個教会の自治を重視し、それぞれの教会に独自性がある。逆に、それぞれの教会の良い取り組みを取り上げて、全体で発信するということは文化的に難しい。青少年委員は、様々な先生に取り組みを聞いて紹介していき、中高生がいない教会を励ます働きになるよう願っています」

青少年委員会の意識づけ

青少年委員会では意識づけにも取り組み、全国の牧師たちが集まる教役者総会において、KGKやhi-b.a.(高校生聖書伝道協会)のスタッフを呼んでセミナーを開催した。全国集会の呼びかけも含め、中高生が少ない地域の教会を訪問してきた。他教派や宣教団体との連絡会にも関わり、青少年に関する調査をして、各教会でできることを提案している。

次世代と関わる上で大事なことして、「彼らを教会を担う『人材』と見てしまわないこと。そういう態度は伝わってしまう。まず、『あなたがいてほしい、大切』ということを伝え、その子が神様から受けるビジョンを受ける中で奉仕や献身に歩むことを期待したい」

ビジョンのために「神の国の全体像」を伝えることも勧めた。「『これをしなさい』と言うだけではなく、創造から黙示録までの、神様のマスタープランと言える、神様の計画の全体像の中にいることを知ってほしい。その全体像の中でこそ、自分がどこにいるのか、どんな役割があるのかという使命感を持って仕えたり、伝えることができます」

教会での実践を踏まえて、「いちばん小さい子を受け入れていくのがイエス様の姿勢。教会学校のスタッフだけでなく、教会全体で次世代に取り組んで行くということも学んでいきたい」と話した。(つづく)【高橋良知】

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