《特集》さあ賛美しよう!①アフリカンな賛美で礼拝

  • 2018/6/12
  • 《特集》さあ賛美しよう!①アフリカンな賛美で礼拝 はコメントを受け付けていません。

アフリカ、アジア、日本の人々が一緒に礼拝

川口神召キリスト教会(埼玉県川口市)

ピアノやエレクトーンに加え、打楽器の音が礼拝堂に響く。アップテンポな賛美の曲に合わせてリズミカルに動く会衆。エネルギッシュな賛美と祈りの渦に包まれていく。埼玉県川口市にある川口神召キリスト教会に集うメンバーは、半数近くがアフリカ(ガーナ、ナイジェリア等)やアジア(韓国、中国等)から日本に来た人々。同教会では、彼らのもつ霊性や表現、文化を取り入れ、日本人もアフリカ人も体中で神を喜び、称える礼拝をささげている。

アフリカの人々が同教会を訪れるようになったのは約20年前、1人のガーナ人男性が最初だった。「彼は、それまで通っていた都内の教会で受け入れられず、川口市にあるこの教会でなら礼拝ができるのでは、と思ったそうです」と、安田眞牧師は振り返る。その後、口づてで同じような状況にあるアフリカ人クリスチャンが来るようになり、毎週のように人数が増えていった。

やがて、アフリカの文化的要素を学んで礼拝に取り入れたり、日本語のわからない人のために英語の通訳を入れるなど、礼拝形式も少しずつ変わり始めた。変化に戸惑う信徒がいなかったわけではない。実際に、他教会へ移っていった日本人信徒も何人かいたという。「ですが、アフリカの人々が来られたのは神様が送ってくださったから。それなら、たとえ人に何と言われようと、僕は彼らを受け入れようと思ったのです」。日本人とアフリカ人で、礼拝を分けることもしていない。同じ建物であっても、礼拝が違えばそれは異なる教会、という安田牧師の考えがあってのことだ。「アフリカ人と日本人、互いに相手のもっていない部分を補い合い、学び合って一つの礼拝をする。それが教会というものではないでしょうか」

賛美も、互いの国の曲を日本語と英語、両方で歌う。特にアフリカの人々の賛美は、楽譜に縛られず、感じたままを歌うという印象だ。神への心からの感謝、畏怖を全身で表現する。彼らにとって、賛美はなくてはならないものなのだ。「以前、アフリカに帰った兄弟姉妹の教会を訪ねて現地に行った際、彼らはほぼ1日中賛美していました。賛美とは、彼らの生活そのものなんです」

彼らの自由な賛美スタイルでは、ワーシップリーダーの役割が非常に重要だ。ある時など、アフリカ人のリーダーが賛美によって高揚し、会衆に賛美を延々と繰り返させて自分は祈り続ける、ということがあった。「彼には、後で『自分の気分じゃなくて、会衆の思いを汲み取らなきゃ』と伝えました。リーダーには、会衆の霊的状態を見るという役目があります。プログラムを守ることよりも大切なのは、今、聖霊が会衆をどのように導いておられるかなのです」

自分が教会に召され、礼拝をささげることが許されている喜びを知る人々の賛美と一体感に、圧倒される思いだった。
(取材:藤野多恵)

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る